ミニミニ講座 その13 八王子キャンパス
2009年08月25日 ミニミニ講座 その13 八王子キャンパス
ミニミニ講座 第13回目は「レコーディングの流れ オーバーダビング編」
「オーバーダビング」とは、前回説明しましたリズム録りで録音した物に、ヴォーカル(Vo)、コーラス(Cho)、ギターソロ、サックスソロなど
曲の中でも、一番目立つパートを重ね録りする作業の事を言います。
皆さんも、無意識に曲を聴いているときにヴォーカル(歌)に耳がいきますよね。
もちろん、ミックスの段階では、レベル(音の大きさ)も一番大きくなっているのが通常です。
簡単に言えば、曲の中で一番重要なパートなので、クオリティーはもちろんの事、音程とかも完成度を一番高く持って行く為の作業なんです。
間違えても、そのパートしか録音していないので、かぶり(他のマイクに他の音が入ってしまう事)も気にせずに取り直しが可能となるので、納得がいくまで取り直しが可能となります。
それと、「自ハモ」と言うのですが、自分自身で「ハモる」(ハーモニーを足すこと)やコーラスを入れることも可能です。
今では、当たり前のように使われてますよね。
このオーバーダビングを必要な楽器分繰り返して、全てのパートが録音完了するまで続け、レコーディングが終了となります。
アーティストによっては、この作業を3日間とか1週間とか続ける人もいます。
この場合は、間違えを直すだけではなく、フレーズを変えてみたりとかして、納得がいく一番ベストな物を試行錯誤しているって事なんです。
もちろんその分、レコーディング期間が延びるので、Bigなアーティストしか出来ませんが・・・。
n-56789369 at 9:0 | この記事のURL | |