ミニミニ講座 その28 八王子キャンパス
2009年10月20日 ミニミニ講座 その28 八王子キャンパス
ミニミニ講座 第28回目は「マイク セッティング2 アコースティックギター」
ギターとは、弦をはじいて音を出す弦楽器の1つです。
音の大きさは、他の楽器と比べると音量も比較的小さい部類に入ります。
アコースティック・ギターの種類は、ガット弦とスチール(スティール)弦があり、それぞれ音色が違います。
ガット弦の物を一般的に「クラッシック・ギター」
ガットとは、羊などの腸で作った細い紐だったんですが、今ではナイロンに替わり、テニスラケットの網の部分と同じです。
(イメージしやすいでしょ これもガットって言いますよね)
スチール弦(鉄の線)の物を「フォーク・ギター」
と言っています。
ピックアップを備えアンプを通して使う「エレクトリック・ギター」と区別をするために、ガット弦・スチール弦のギターを「アコースティック・ギター」総称しています。
略して「アコギ」と言ったり、略記号では「AG」とか書きます。
使用するマイクも、音の小さい楽器と言うことで、「コンデンサー型」がベストかと言うと、そうではなく使い分けをしています。
「歯切れ」の良い音、低域から高域まで、伸びのある音がほしい場合は、コンデンサー型を使います。
ただし、高域に癖のあるコンデンサーマイクを使うと、逆に「硬すぎる音」になってしまうので、注意が必要になります。
それとは反対に、中音域に「ふくらみ」のある「甘い感じ」の音を録りたい時は、ダイナミック型のマイクを使用します。
こんな風に、やはり曲調に応じて、使用するマイクを選択する必要性があります。
それと、音量が小さい楽器なので、他の楽器の「かぶり」に注意が必要になります。
※かぶり・・・目的以外の他の楽器の音が入ってしまう事
ほとんどの場合が、オーバーダビングで録るって感じです。
それじゃ、リズム取りの時は?って話ですが、そこは、エレキギターのクリーントーンとかで代用して、後から、差し替えるって手法を使っています。
では、セッティング方法です。
マイクセッティングは、ガット弦、スチール弦、両者ともほぼ同じです。
ギターにマイクをやや近づけて、基本的にはサウンドホールねらいで、20cm〜1mぐらいにセットします。
近づけすぎると、弦をはじく音が強調され、離しすぎると、輪郭(芯)のないぼやけた音になってしまいます。
また、低音が出すぎた音になってしまう場合には、ねらい(マイクの指向性の向き)をサウンドホールから少し下側に逃がします。
もう1本マイクを用意して、ギターのネックをねらい、それをミックスすると、リアル感が増します。
「キュッ」っていう指が弦の押さえる位置ををスライドさせる時に出る音です。あまり入りすぎると耳に付く高音なので聞きづらくなってしまうので、加減が必要ですが・・・
適度に入ると、逆にアクセントの様になり心地よく聞こえます。(生ギターって感じ?しますよね)
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