【八王子キャンパス】原作と映像化
2024年08月09日 【八王子キャンパス】原作と映像化
原作本とそこから制作された映像化作品の有り方についての話題が続いていますね。
TV版「推しの子」シーズン2も原作と脚本で揺れ動く様が興味深いところです。
音響芸術科の夏の研究課題として「原作本を読み、映像化作品(音響化作品)との違いや音のイメージについて考察する」という課題を出しております。
本を読んだ→映像化を視聴
自分がイメージした音はプロの付けた音とどう違うか?声優さんや役者さんの声のイメージはどうだったか?
想像をふくらませて欲しいですね。
映像化作品は沢山あるので、ネタはつきません。
一つ、そのパターンで私が今思い出したのは
原作:染井為人「正体」(光文社)
です。
WOWWOWドラマ版でも脱走犯が正体を隠して様々な所へ身を隠す(入り込む?)のですが、後半の警察との対立の時 音の演出・・・
なかなかスリリングな展開にマッチしていました。
ラストは敢えて原作とは違う内容ですが、染井さんも原作ではあえてできなかった結末をドラマでは出来たことでむしろ喜ばれているのではないかと思います。(勝手な推測ですが)
是非、原作本を読んでから映像を見て下さい。
11月には劇場版も登場とのことでまた違ったスタッフによる映像化とも比べることができて楽しみです。
・原作「正体」光文社 https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334792947
・ドラマ版 「正体」https://wod.wowow.co.jp/program/171492
・映画版 「正体」https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie/
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